インベスコ グローバル・ソブリン・アセット・マネジメント・スタディ2022

はじめに

第10回目となるインベスコ グローバル・ソブリン・アセット・マネジメント・スタディでは、81のソブリン投資家と58の中央銀行の投資責任者、資産クラスの責任者、シニア・ポートフォリオ・ストラテジスト、計139名への個別面談調査を行いました。調査対象となった運用資産総額は23兆米ドルに上ります。

インベスコ グローバル・ソブリン・アセット・マネジメント・スタディ

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●(英語版)Invesco Global Sovereign Asset Management Study 2022
インベスコ グローバル・ソブリン・アセット・マネジメント・スタディの発行は2013年に始まり、今回で10回目となります。今回の調査は、2022年1月から3月の間に実施されました。過去の調査における長期的な傾向の分析、新たに発掘した洞察などから得られた知見を基に、以下の5つの主要テーマを設定し、ヒアリングを行いました。
2022年、ソブリン投資家は、インフレショック、金利上昇、東欧における戦争という課題に直面しそれに取り組んでいます。テーマ1は、これらの要因が資産配分にどのように影響しているかについて説明します。これには、プライベート・マーケットへ継続的な資産配分増加も含まれています。
テーマ2で、規模の課題に焦点を当て、より大きなソブリンファンドがプライベート・マーケットにおいて目標を達成するために、外部マネージャーが重要な役割を果たしていることに焦点を当てています。また、資産運用会社のパートナーシップがより顕著になり、投資家はベータ管理などの分野においても支援を求めていることにも言及しています。このテーマでは、ソブリンファンドがデータサイエンスと人工知能の力をどのように活用しているかについても説明します。これらのツールは、広範にアルファを提供し、大規模なポートフォリオ全体を効率化していくことに貢献することが分かりました。
テーマ3は、デジタル資産に焦点を当てています。暗号通貨への投資は依然としてまれですが、ソブリンファンドは基盤となるテクノロジーに強気であり、デジタル資産のインフラを開発している企業を介してエクスポージャーを獲得することに熱心です。このテーマでは、中央銀行のデジタル通貨についても検討しており、このテクノロジーが実際にどのように機能するかを調査し、多くの中央銀行では、彼らの展開が既存の暗号通貨に対する潜在的な脅威になると見なしています。
テーマ4は、ESGインテグレーションの継続的な進展についてです。ソブリン投資家は、長期にわたって追跡できる測定可能な結果の達成にますます焦点を合わせており、それがインパクト戦略を用いることを促進させていることを発見しました。このテーマでは、ロシアのウクライナ侵攻がパッシブ投資に関連するいくつかの課題にスポットライトを当てたことも解説しており、これにより、一部の投資家は、ESG目標を達成するために、アクティブ運用に新たな焦点を当てることになりました。
最後のテーマ5は、中央銀行の準備金の管理の進展に焦点を当てています。これには、制裁を通じてロシアの準備金を「武器化」したことについての調査と、世界の準備通貨としての米ドルの役割への潜在的な影響が含まれます。このテーマでは、中央銀行がインフレの影響から準備金を保護するよう圧力をかけられていることもわかります。これにより、非伝統的な資産クラスへのトレンドに勢いが加わり、外部マネージャーの利用が増加しています。
これまでと同様、今年の調査の主要テーマが皆さまのお役に立てれば幸いです。
今年の詳細は下記からダウンロードができます(英語版)。

当資料は、一般もしくは個人投資家向けに作成されたものではなく、機関投資家向けのものとなります。情報提供を目的として、インベスコ・アセット・マネジメント株式会社(以下、「弊社」といいます。)が、英文でリリースされた”Invesco Global Sovereign Asset Management Study 2022”を解説するために作成された英語コンテンツの一部を翻訳して作成したものであり、法令に基づく開示書類でも投資勧誘を目的としたものでもありません。翻訳(または抄訳)には正確を期していますが、必ずしも完全性を保証するものではありません。また、抄訳の場合には、原資料の趣旨を必ずしもすべて反映した内容になっていない場合があります。また、公表されたデータ等に基づいて作成されたものですが、過去から将来にわたって、その正確性、完全性を保証するものではありません。
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