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ESG投資について

ESGを取り巻く現状

私たちの生活は豊かになりましたが、一方で様々な問題も抱えています。今後、地球環境や貧富の格差はますます厳しくなり、このままでは大勢の人々が犠牲になります。これらの問題を受けて、投資はどのように変化するのでしょうか。

ESG投資拡大の背景

これまでの資産運用の前提であった社会経済環境が変化し、それにともない企業行動も変化しました。その変化に対応した運用手法がESG投資といえます。

ESG投資拡大の背景

投資先企業の持続可能性に注目

環境や社会問題に配慮しない企業は、顧客が離れたり優秀な人材の流失や人材の採用が困難になる可能性があります。また、規制の対象となり、不買運動等に発展することで社会的な評価が低下するなどのマイナスな影響を及ぼします。環境や社会を考慮する経営こそが、企業の競争力になる時代なのです。

長期投資家にとってのESG投資の価値

・長期投資家にとっては、長期的な企業利益がリターン源泉となります。
 - 水資源の枯渇が深刻な地域で操業する企業は、将来、地域住民のために水資源が優先される事業リスクを負います。
 - 「ブラック企業」は短期的には高い収益性があるように見えても、長期的には従業員の離散を通じて操業に支障をきたす事業リスクを負います。

・ESG問題の多くは企業にとってコスト要因。その顕在化により企業が支払うコストが増えると、株主が受け取る利益は減り、債務の返済能力は下がります。

・投資家の立場から、ESGを考慮した経営が増えることは長期的企業価値向上につながるため、資産運用目的と合致しています。