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世界のベスト 四半期運用報告レポート(2025年1-3月期)

世界のベスト 四半期運用報告

2025年1-3月期の振り返り
  • 米国の関税政策を巡り、景気後退懸念が高まったことなどから、株式市場は軟調に推移しました。そのような中、円高が進行した影響もあり、当ファンドの〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)のパフォーマンスは、4.15%の下落となりました。
  • 主に、欧州の様々なセクターの個別銘柄選択などが基準価額の上昇に貢献したものの、市場全体の下落を受けて、多くの銘柄が軟調に推移したことがマイナス要因となりました。
  • 引き続き、景気動向に左右されず持続的な成長が期待できる①競争優位性の高い企業、②安定性の高い事業を展開する企業、③継続的な配当や増配、などの質の高い配当を行うことが期待できる企業を選好して投資を行う方針です。

当ファンドのパフォーマンス(2025年1-3月期)

  • 2025年1-3月期の世界株式市場は、主要中央銀行の利下げや米国の関税政策の動向などを巡り、変動する展開となりました。
  • 中国のAI企業DeepSeekの生成AIモデルの発表を受け、AI関連銘柄が一斉に下落したことや、米国の関税政策を巡り、景気後退懸念が高まったことなどから、株式市場は軟調に推移しました。
  • そのような市場環境下、主に対米ドルで円高が進行したことなどから、当ファンドの〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)の同期間のパフォーマンスは、4.15%の下落となりました。 〈為替ヘッジあり〉(毎月決算型)の同期間のパフォーマンスは、1.10%の下落となりました。
〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)の基準価額(課税前分配金再投資)の推移
〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)の基準価額(課税前分配金再投資)の推移

期間:2022年3月末~2025年3月末、2022年3月末を100として指数化

期間別騰落率
GB

2025年3月31日現在

  • 出所:インベスコ

    グラフデータおよび騰落率は、基準価額(課税前分配金再投資)の信託報酬控除後のものを使用しています。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。当資料では、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(毎月決算型)/<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)/<為替ヘッジなし>(年1回決算型)」および「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(奇数月決算型)/<為替ヘッジなし>(奇数月決算型)」を総称して「当ファンド」または「世界のベスト」という場合があります。また、決算頻度に応じてそれぞれ「毎月決算型」、「年1回決算型」、「奇数月決算型」、為替ヘッジの有無に応じてそれぞれ「為替ヘッジあり」、「為替ヘッジなし」の呼称を使う場合があります。当ファンドはインベスコが運用を行います。インベスコは、インベスコ・リミテッド並びにインベスコ・リミテッド子会社および関連会社からなる企業グループで、グローバルな運用力を提供している独立系資産運用会社です。

当ファンドの運用状況(2025年1-3月期)
主に、欧州の様々なセクターの個別銘柄選択などが基準価額の上昇に貢献
一方、市場全体の下落を受けて、多くの銘柄が軟調に推移したことがマイナス要因

  • 好調な業績と自社株買いの発表を背景に株価が上昇した、航空機などのエンジン・メーカー「ロールス・ロイス・ホールディングス(英国、資本財・サービス)」や、前向きな業績見通しと過去最大の自社株買いの発表が確認された、銀行の「スタンダードチャータード(英国、金融)」が基準価額の上昇に貢献しました。
  • また、買収の可能性が報じられた「ベラリア(フランス、素材)」や、堅調な資源価格が好感された、石油とガスの探鉱・生産会社「アケルBP(ノルウェー、エネルギー)」もプラスに寄与しました。
  • 一方、米国の関税政策を巡る懸念を背景に株価が下落した「ブロードコム(米国、情報技術)」がマイナスに寄与しました。また、肥満治療薬市場の競争激化や関税による製薬セクター全体への影響が嫌気されたデンマークのヘルスケア企業「ノボ・ノルディスク(デンマーク、ヘルスケア)」などもマイナス要因となりました。
  • 出所:インベスコ、FactSet 

    国・地域は、発行体の国籍(所在地)などで区分しています。業種は、ベンチマークで採用している分類に準じています。ベンチマークは、<為替ヘッジあり>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円ヘッジベース)、<為替ヘッジなし>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)です。当ファンドは、ファミリー・ファンド方式により運用を行っており、マザーファンドのポートフォリオの状況を記載しています。上記銘柄への投資を推奨・勧誘するものではなく、当ファンドにおける将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。銘柄例についての記載は、作成時点において確認可能な情報に基づき記載しています。上記は2025年3月末時点における運用チームの見解を示したものであり、将来予告なく変更されることがあります。

今後の市場見通し
今後も変動性の高い市場環境を予想
米国の関税政策や景気減速リスク、各国のインフレ・金融政策動向などに注視が必要

  • 2025年初からの世界の株式市場は、中国のAI企業DeepSeekの生成AIモデルの発表を受け、AI関連銘柄が一斉に下落したことや、トランプ米大統領の関税政策を受けて世界的に景気後退懸念が高まったこと、米連邦準備理事会(FRB)の今後の利下げペースに不透明感が高まったことを背景に、株式市場は下落しました。
  • トランプ米大統領による関税政策は、市場に混乱をもたらしています。新トランプ政権により実施される多くの政策が経済成長にとってプラスになる可能性が高い一方で、リスクは関税などによりインフレが粘り強く残り、市場が想定するよりも長期間利下げが停止する可能性があることだと考えています。今後も米国の景気減速リスク、インフレや金利見通しの変動リスク等からボラティリティ(株価の変動性)の高い展開が予想されます。

投資方針
個別銘柄選択の重要性がより高まる環境下、引き続き「成長」「配当」「割安」の観点から厳選投資
質の高い配当を拠出する銘柄や、競争優位性が高く、優秀な経営陣を有する銘柄に着目

  • マクロ経済動向の不透明感、市場偏重リスク等を背景に、今後もボラティリティが高い展開が想定されます。このような市場環境下においては、強固な財務基盤や高い競争優位性を持つ優良銘柄が短期的に市場の過度な懸念などから割安な水準になることがあるため、ボトムアップ・アプローチで個別銘柄選定を行う当ファンドにとって、魅力的な投資機会を見つける好機であると考えています。
  • 不透明感の高まる市場環境では、特業の業種や市場環境に大きく左右されない分散されたポートフォリオ構築が重要です。また、着実なリターンを獲得することができる「配当」の重要性が高まっており、質の高い配当を拠出する銘柄に着目しています。
  • 足元では、関税政策への懸念が高まる中でも揺るがない競争力を持つ銘柄や、不透明な環境下でも卓越した手腕を発揮する優秀な経営陣を有する銘柄にも注目しています。
  • 当ファンドでは引き続き、「成長」、「配当」、「割安」の3つの観点に着目し、世界のベストと考える企業に厳選投資を行います。引き続き、一貫した投資哲学の下、特業の業種や市場環境に大きく振らされない分散されたポートフォリオを構築してまいります。
  • 上記は2025年3月末時点における運用チームの見解を示したものであり、将来予告なく変更されることがあります。

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インベスコ 世界厳選株式オープン【愛称:世界のベスト】

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