ブロックチェーン

世カエルのポイント

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[レポートのポイント]
1. 世カエルは年初来軟調に推移。しかし中長期的なブロックチェーン関連企業の高い成長が期待される
2. 活用が広がるブロックチェーン技術:暗号資産、NFT、メタバース
3. 短期的な相場動向に一喜一憂しない、積立投資で長期の資産形成
世カエルは年初来軟調に推移。しかし中長期的なブロックチェーン関連企業の高い成長が期待される

1.設定来の運用状況

世界ブロックチェーン株式ファンドの設定来のパフォーマンスは、コロナ禍でのデジタル化の加速などを受け、日本の公募投資信託4,700本超の中で5位※1という良好な運用実績となりました。一方、足元では、①米国のインフレと景気減速が同時に起こることへの懸念、②中国のロックダウンが世界景気に及ぼす影響、③長期化しているウクライナ情勢、などから投資家がリスク回避の姿勢を強めており、株式市場全体が下落基調となっています。ただし、革新的なテクノロジーが次々と生まれる潮流が変わることは考えづらく、その根幹を支える技術を持つブロックチェーン関連企業の高い成長が期待されます。

世界ブロックチェーン株式ファンドと主要株式指数の推移
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出所:ブルームバーグ、インベスコ
上記は過去のデータであり将来の成果をお約束するものではありません。インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンドは、信託報酬控除後基準価額です。基準価 額は、課税前分配金を再投資したと仮定した数値を用いています。世界株式:MSCIワールド。各株式指数は、設定日前日の2019年7月10日を10,000とし て指数化しています(トータルリターン、円ベース) 。 インベスコ・グループは、インベスコ・リミテッド並びにインベスコ・リミテッド子会社からなる企業グループで、グロー バルな運用力を提供している独立系資産運用会社です。当資料では、インベスコ・グループをインベスコといいます。予想分配金提示型コースの設定日が2021年 3月11日のため、より長期の運用実績をお示しする目的で、世界ブロックチェーン株式ファンドの運用実績を表示しています。両ファンドの実績は「(ご参考)世カ エル設定来の基準価額推移」をご確認ください。 ※Morningstar Directからインベスコ作成。2019年7月11日(設定日)から2022年4月末までの運用実 績(税引前分配金再投資基準価額ベース)を取得できる日本国内の公募投資信託4,738本を比較。

2.年初来の投資環境・運用状況

2022年の株式市場は、年初からインフレや金融引き締めに対する懸念に加え、ロシアのウクライナへの軍事侵攻を受けてリスク回避的な動きが強まり世界的に株式市場は軟調に推移していましたが、株価水準(バリュエーション)の調整が進んだことや停戦交渉に対する期待が高まるにつれ3月末にかけては戻り基調となりました。

4月に入ってからは、主要ハイテク企業から予想を下回る決算や控えめな収益見通しなどが相次いで発表されたこと、米金利のさらなる上昇を受けて株式市場では成長株が売られやすい地合いとなり、再びリスク回避的な流れを強めながら年初からの安値を更新しています。

足元では株式や債券、安全資産の金のほか、暗号資産も下落しており、世カエルの保有銘柄では暗号資産取引所などのブロックチェーン金融サービス企業や、マイニング・オペレーション企業などの暗号資産価格との連動性の高い企業の株価が大きく下落しました。

3.今後の見通し

世カエルの運用開始以来、ブロックチェーン技術はさまざまな分野での活用が拡大しており、新しいサービスや産業を生み出しています。短期的には大きな値動きとなる可能性があるものの、純粋な新規参入企業だけでなく、既存企業による関連分野への新規投資も拡大しており、ブロックチェーン技術は今後も魅力的な投資機会を提供していくと考えられます。

また、ブロックチェーン関連株式は世界株式や米国株式と比較すると、バリュエーションが割安となっている一方で利益成長が相対的に高い水準にあります。そのため、相場の反転時には相対的に堅調推移することが予想されます。

年初来の世界ブロックチェーン株式ファンドと 主要株式指数の推移
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主要株式指数のPERとEPS成長率
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出所:ブルームバーグ、インベスコ
上記は過去のデータであり将来の成果をお約束するものではありません。2021年12月30日を100として指数化しています。インベスコ 世界ブロックチェーン株式 ファンドは、信託報酬控除後基準価額です。基準価額は、課税前分配金を再投資したと仮定した数値を用いています。世界株式:MSCIワールド指数。各株 式指数はトータルリターン、円ベースです。EPS成長率はブルームバーグ集計のアナリスト予想による来年度のEPS成長率です。※ブロックチェーン関連株式:コイ ンシェアーズ・ブロックチェーン・グローバル・エクイティ・インデックス。

活用が広がるブロックチェーン技術:暗号資産、NFT、メタバース

世カエルの良好なパフォーマンスは、ブロックチェーン技術がさまざまな分野で活用され、新しいサービス・産業を生み出していることが背景にあります。特に最近では、ブロックチェーン技術を活用した新しい産業・ビジネスである、暗号資産、NFT、メタバースなどへの注目度が大きく高まっています。

暗号資産:新しいアセットクラスとして市民権獲得へ

ビットコインをはじめとする暗号資産は、新しいアセットクラスと考える機関投資家や企業が保有するなど、参加者の多様化が進んでいます。時価総額は5年前の約125倍に拡大しています。

暗号資産の時価総額
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出所:CoinMarketCap、インベスコ
暗号資産の時価総額は月末値。上記は過去のデータであり、将来 の運用成果をお約束するものではありません

NFT:新しい権利証明の仕組み

デジタル・アートやゲームのアイテムの所有権や真贋(しんがん)を証明できる、NFT(ノンファンジブル・トークン)に注目が集まっています。取引額は1年で約250倍に増加し、今までにない権利証明の仕組みを活用する取り組みが、かつてない勢いで進んでいます。

NFTの取引額
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出所: THE BLOCK、インベスコ
NFTの取引額は115.02円/米ドルで換算。上記は過去のデータ であり、将来の運用成果をお約束するものではありません。

メタバース:新しいリアルのかたち

社会活動のデジタル移行が進む現在、メタバース(仮想空間)の活用に注目が集まっています。その市場規模は2020年対比で約17倍の95兆円に拡大すると予測されており、その将来性に期待する大手IT企業各社が事業展開を始めています。

メタバースの市場規模予測
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出所: Emergen Research(2021)、ブルームバーグ、インベスコ
メタバースの市場規模は115.02円/米ドルで換算。上記は過去のデ ータであり、将来の運用成果をお約束するものではありません。

短期的な相場動向に一喜一憂しない、積立投資で長期の資産形成

ブロックチェーン関連株式は高い成長が期待される一方、短期的には値動きの変動幅が大きい傾向にあります。成長する株式に投資したいものの、相場動向に一喜一憂せずに運用したい方にとっては、長期的な視点で「時間分散」を味方につける積立投資も選択肢の一つであると考えられます。

世カエルの設定来の期間におけるインデックスを使用したシミュレーションを見てみると、ブロックチェーン関連株式に投資した場合、投資元本を大きく上回る結果となりました。

積立投資(毎月1万円)のシミュレーション
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出所:ブルームバーグ、インベスコ
ブロックチェーン関連株式:コインシェアーズ・ブロックチェーン・グローバル・エクイティ・インデックス。米国株式:S&P500。 ブロックチェーン関連株式、米国株式とも に円ベース、トータルリターン。積立投資は各月末に1万円を積み立てたとして計算しています。また、シミュレーションの最終月末も積み立てを行ったとして計算して います。シミュレーションに際しては手数料・税金等は考慮していません。積立投資を行うことで、安定的な運用成果の実現を保証するものではありません。上記は 過去のデータであり将来の成果をお約束するものではありません。

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インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド【愛称:世カエル】

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