インベスコのチーフ・グローバル・マーケット・ストラテジストであるブライアン・レヴィットが2026年後期の市場見通しについてご説明いたします。
2026年後期のグローバル市場見通し
当社が昨年末に発表した2026年の市場見通し「世界経済の回復力と金融市場のリバランス」では、世界経済の成長がより確かなものとなるにつれ、米国以外の株式が相対的に優位となり、米ドルには下押し圧力がかかると論じました。直近の出来事は、このシナリオを頓挫させたのではなく、むしろ実現を遅らせたに過ぎないと考えています。大きな変革が進む世界にあっても、レジリエンスはなお持続しており、それが投資環境にとって好ましい条件をもたらしていると当社は見ています。
主なポイント
混乱とショックの中でも続くレジリエンス
2026年前半は、世界が一段と分断化している様相を呈する中で、グローバル経済や市場に混乱をもたらしかねない数多くの出来事が生じました。しかしながら、経済指標や企業業績は、世界経済が依然として底堅さ(レジリエンス)を維持していることを示しています。
中央銀行は様子見姿勢
中央銀行は、年初時点で想定していたような金融緩和の継続には慎重な姿勢を示しているように見受けられますが、当社は市場が利上げ期待を過度に織り込み過ぎていると考えています。
AI投資ブームの継続的な影響
2026年を通じて、これまでのところ力強い利益成長が確認されており、その牽引役はテクノロジーセクターです。大規模データセンター投資に伴う半導体および電力需要は引き続き拡大が見込まれ、半導体企業やハードウェア関連企業の業績を支える要因になると考えられます。
加速は先送りされたに過ぎず、失われたわけではない
当社は、世界経済が2026年後半にかけて再び加速すると見込んでいます。ただし、その実現はホルムズ海峡を通じたエネルギー供給の再開時期に大きく左右されるでしょう。また、ホルムズ海峡の封鎖が長引くほど、成長とインフレのバランスは一段と厳しいものになると考えています。
2026年の市場見通しを先取りする
2025年は不確実性に彩られた年でしたが、リスク資産は力強いリターンを示し、ほぼ「すべてが上昇する」ブルマーケットで幕を閉じようとしています。2026年を見据えると、株価が潜在的に上昇する条件は整っていると考えています。
主なポイント
世界経済は再加速へ
米国の政策金利引き下げに加え、欧州、日本、中国での財政支出拡大が、来年の世界的な成長軌道を押し上げ、グローバル株式市場の上昇を後押しすると見込まれます。
FRBの利下げがドル安環境を形成
主要な中央銀行が政策を据え置く中、FRBの利下げはドルの軟化を促す要因となります。米ドルヘッジコストの低下により、投資家はヘッジ比率を引き上げ、ドルに下押し圧力がかかる可能性があります。
米ドル安と米国外の成長改善が非米資産を支援
弱含む米ドルと米国外の成長余地拡大により、特に新興国株式や新興国債券など、非米国資産のパフォーマンス改善が期待されます。
割高な市場ではリバランスを重視
市場の一部が高水準のバリュエーションにある中、特に米国の大型AI関連株への配分を減らし、他の投資機会を模索します。オルタナティブ資産は依然として魅力的で、比較的良好なバリュエーション機会があり、金利低下局面ではファンダメンタルズの改善も見込まれます。
詳細はレポートを御覧ください。
2026 Global Policy Outlook(英文)
インベスコでは、世界の政治・規制に関する分析も行い、レポートとしてリリースしています。
2026年の市場見通し「世界経済の回復力と金融市場のリバランス」の発表に合わせて、「グローバル・ポリシー・アウトルック」についてもアップデートしましたので、御覧ください。
MC2026-070, IM2025-237, IM2025-247
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