Invesco Japan

世界のベスト四半期レポート(2023年4-6月期)

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2023年4-6月期の振り返り
  • 変動性の高い相場展開の中、インフレのピークアウト見通しやAI(人工知能)分野の急速な発展への期待などが好材料となり、世界株式市場は上昇しました。当ファンドの〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)のパフォーマンスは、13.05%の上昇となりました。
  • 情報技術セクターや金融セクターの銘柄選択がプラスに寄与しました。AI分野での売上拡大が期待される米国の半導体メーカーや、インフレ局面で強みを発揮するディスカウントチェーンなどに投資を行う投資会社への組み入れが基準価額の上昇に貢献しました。
  • 景気動向に左右されず持続的な成長が期待できる①競争優位性の高い企業②安定性の高い事業を展開する企業③継続的な配当や増配などの質の高い配当を行うことが期待できる企業を選好して投資を行う方針です。

当ファンドのパフォーマンス

  • 2023年4-6月期の世界株式市場は、引き続きインフレや主要中央銀行の利上げの動向などを巡り、変動性の高い相場展開となりました。また、FRB(米連邦準備理事会)やECB(欧州中央銀行)の追加利上げの影響による景気悪化への懸念が高まる局面がありました。
  • 一方、インフレのピークアウト見通しや、米大手ハイテク企業の好決算やAI分野の急速な発展への期待、米国債務上限問題への懸念の後退などがプラス材料となり、市場は上昇基調となりました。
  • そのような市場環境下、当ファンドの〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)の同期間のパフォーマンスは、13.05%の上昇となりました。為替が円安にとなったことも基準価額にプラスに寄与しました。
〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)の基準価額(課税前分配金再投資)の推移
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期間:2020年6月末~2023年6月末、2020年6月末を100として指数化

期間別騰落率
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2023年6月30日現在

出所:インベスコ
グラフデータおよび騰落率は、基準価額(課税前分配金再投資)の信託報酬控除後のものを使用しています。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。当資料では、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(毎月決算型)/<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」および「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)/<為替ヘッジなし>(年1回決算型)」を総称して「当ファンド」または「世界のベスト」という場合があります。また、決算頻度に応じてそれぞれ「毎月決算型」、「年1回決算型」、為替ヘッジの有無に応じてそれぞれ「為替ヘッジあり」、「為替ヘッジなし」の呼称を使う場合があります。当ファンドはインベスコが運用を行います。インベスコは、インベスコ・リミテッド並びにインベスコ・リミテッド子会社および関連会社からなる企業グループで、グローバルな運用力を提供している独立系資産運用会社です。

当ファンドの運用状況(2023年4-6月期)

特に、情報技術セクターや金融セクターの銘柄選択効果がプラス要因に
AI関連銘柄や高い競争優位性を有する銘柄などへの投資が基準価額の上昇に貢献

  • 市場では生成AIの本格的な普及への期待が高まり、半導体やソフトウェア関連銘柄の株価が大幅に上昇する展開となりました。そのような環境下、当ファンドでは、特に情報技術セクターの銘柄選択が奏功しました。
  • 中でも、通信用半導体製品などに強みを持つ「ブロードコム(米国、情報技術)」や半導体チップを保護する半導体パッケージの製造装置分野で強固な地位を有する「BEセミコンダクター・インダストリーズ(オランダ、情報技術)」、   大手ソフトウェアメーカーの「マイクロソフト(米国、情報技術)」などへの投資が、基準価額の上昇に寄与しました。
  • また、金融セクターにおいて、インフレ時に強みを発揮するディスカウント・ストアなどに投資を行う投資会社「3iグループ(英国、金融)」への投資が基準価額の上昇に貢献しました。決算発表で引き続き良好な企業業績が確認されたことがプラス材料となり、株価が上昇しました。

今後の市場見通し・投資方針

今後も変動性の高い市場環境を予想
世界株式市場全体のバリュエーションは割安とはいえない水準、個別銘柄選択がより重要な環境に

  • 今後の株式市場は、景気減速や企業業績の下方修正リスク、インフレ率の見通しの変化などから、引き続き変動性の高い相場展開となると考えています。今までの大幅な金利上昇、個人貯蓄の減少、信用の伸びの低下などが、時間差で世界の経済成長に影響を与える可能性があります。運用チームでは、インフレはピークを迎えており、2023年を通じて落ち着いていくと考えていますが、短期間で2020年時水準である2%台に戻り、その水準に留まるとは考えていません。
  • 世界の株式市場全体の株価水準(バリュエーション)は長期平均と同程度であり、割安とはいえないと見ています。 加えて、2011年から2021年の超低金利環境下で見られたような株式市場全体が上昇する局面は、今後は想定しにくいと考えています。
  • そのため、運用においては、一段と個別銘柄選択が重要になると考えています。また、このような不透明感の高い環境下では、配当収益による着実なリターン獲得の重要性も高まると考えています。

引き続き、「成長」「配当」「割安」の観点から世界のベストと考える企業を厳選
投資テーマやセクターに特定の制限を設けず、偏りのないバランスのとれたポートフォリオ構築を目指した運用を実施

  • 歴史的な高インフレ、各国・地域の金融引き締め政策の継続、景気後退への懸念、世界的な金融システムへの不安やロシア・ウクライナ紛争の長期化など、先行きに対する不確実性の高まりから株式市場は方向感の定まらない展開が続いています。しかし、こうした状況は、優良企業に割安な水準で投資ができる魅力的な投資機会を生み出すと考えています。
  • 運用チームでは、「成長」「配当」「割安」の観点で魅力的な企業を選定しています。特に足元では、
    ①不透明感の高い市場環境でも強いブランド力や独占・寡占という競争優位性を背景に成長が期待される企業
    ②安定性の高い事業を展開する企業
    ③継続的な配当や増配などの質の高い配当を行うことが期待できる企業、などを選好して投資を行う方針です。
    こうした企業は景気の動向に左右されにくく、持続的な成長が期待できるため、今後もファンドのパフォーマンスに貢献することが見込まれると考えています。
  • 引き続き、どのような投資環境においてもリターンの獲得を目指して、特定の投資テーマやセクターなどに偏りのないバランスのとれたポートフォリオを構築する方針です。 

当ファンドは、ファミリー・ファンド方式により運用を行っており、マザーファンドのポートフォリオの状況を記載しています。上記銘柄への投資を推奨・勧誘するものではなく、当ファンドにおける将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。上記は2023年6月末時点における運用チームの見解を示したものであり、将来予告なく変更されることがあります。

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