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世界のベスト四半期レポート(2023年10-12月期)

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2023年10-12月期の振り返り
  • 変動性の高い相場展開の中、インフレ鈍化が明確となったことや米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2024年の利下げ実施が示唆されたことなどが好感され、株式市場は堅調な展開となりました。その中、当ファンドの〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)のパフォーマンスは、8.56%の上昇となりました。
  • 資本財・サービス・セクターやAI(人工知能)関連(情報技術セクター)、投資会社(金融セクター)などの銘柄がプラスに寄与しました。加えて、ベルギーの特殊化学品などを販売する会社、米国の不動産投資信託やイタリアのヘルスケア会社など様々な国・地域やセクターの銘柄選択が基準価額の上昇に貢献しました。
  • 景気動向に左右されず持続的な成長が期待できる①競争優位性の高い企業②安定性の高い事業を展開する企業③継続的な配当や増配などの質の高い配当を行うことが期待できる企業を選好して投資を行う方針です。

当ファンドのパフォーマンス(2023年10-12月期)

  • 2023年10-12月期の世界株式市場は、引き続きインフレや主要中央銀行の利上げの動向などを巡り、変動性の高い相場展開となりました。
  • イスラエル・パレスチナ紛争激化に対する警戒感が高まる局面がありましたが、米国のインフレの鈍化が明確となったことや米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2024年の利下げ実施が示唆されたことなどが好感され、株式市場は堅調な展開となりました。
  • そのような市場環境下、当ファンドの〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)の同期間のパフォーマンスは、8.56%の上昇となりました。
〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)の基準価額(課税前分配金再投資)の推移
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期間:2020年12月末~2023年12月末、2020年12月末を100として指数化

期間別騰落率
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2023年12月29日現在

  • 出所:インベスコ
    グラフデータおよび騰落率は、基準価額(課税前分配金再投資)の信託報酬控除後のものを使用しています。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。当資料では、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(毎月決算型)/<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)/<為替ヘッジなし>(年1回決算型)」および「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(奇数月決算型)/<為替ヘッジなし>(奇数月決算型)」を総称して「当ファンド」または「世界のベスト」という場合があります。また、決算頻度に応じてそれぞれ「毎月決算型」、「年1回決算型」、「奇数月決算型」、為替ヘッジの有無に応じてそれぞれ「為替ヘッジあり」、「為替ヘッジなし」の呼称を使う場合があります。当ファンドはインベスコが運用を行います。インベスコは、インベスコ・リミテッド並びにインベスコ・リミテッド子会社および関連会社からなる企業グループで、グローバルな運用力を提供している独立系資産運用会社です。

当ファンドの運用状況(2023年10-12月期)
主に、資本財・サービスや情報技術におけるAI(人工知能)関連、投資会社などの銘柄がプラス要因に
様々な国・地域やセクターの個別銘柄選択も基準価額の上昇に貢献

  • 市場では、AI向け半導体の需要期待の高まりやAI関連事業の伸びが好感されたことなどから、半導体メーカー「ブロードコム(米国、情報技術)」や「BEセミコンダクター・インダストリーズ(オランダ、情報技術)」、ソフトウェア開発企業「マイクロソフト(米国、情報技術)」などの株価上昇が基準価額の上昇に貢献しました。また、投資会社では、ディスカウントチェーン等を保有する「3iグループ(英国、金融)」や幅広い資産を取り扱い、世界的にビジネスを展開する「KKR&Co Inc(米国、金融)」などの株価が堅調に推移したことが基準価額の上昇に寄与しました。
  • 加えて、特殊化学品や食品原料の卸売・販売を行う「アゼリス・グループ(ベルギー、資本財・サービス)」、通信用不動産(通信タワー)の運営と開発に携わる不動産投資信託「アメリカン・タワー(米国、不動産)」、ジェネリック薬と希少疾患薬の2つの事業を行うヘルスケア企業「レコルダティ(イタリア、ヘルスケア)」など様々な国・地域やセクターの個別銘柄選択も基準価額の上昇に貢献しました。
  • 一方、ロイヤル・ユニブリュー(デンマーク、生活必需品)やレキットベンキーザー・グループ(英国、生活必需品)など、生活必需品の銘柄がマイナス要因となりました。
  • 出所:インベスコ
    国・地域は、発行体の国籍(所在地)などで区分しています。業種は、ベンチマークで採用している分類に準じています。ベンチマークは、<為替ヘッジあり>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円ヘッジベース)、<為替ヘッジなし>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)です。当ファンドは、ファミリー・ファンド方式により運用を行っており、マザーファンドのポートフォリオの状況を記載しています。上記銘柄への投資を推奨・勧誘するものではなく、当ファンドにおける将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。

今後の市場見通し
今後も変動性の高い市場環境を予想
米国の景気減速リスクや長期的なインフレ圧力などに注視が必要

  • 世界の株式市場は、インフレ鈍化が明確となったこと、米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2024年の利下げ実施が示唆されたことを受け、上昇に転じていますが、今後も景気減速リスク、インフレや金利見通しの変動リスク等からボラティリティ(株価の変動性)の高い展開が予想されます。
  • また、インフレ率についてはピークアウトし、今後も低下していくと見込んでいますが、過去約30年間続いた低インフレ、低金利環境に戻る可能性は低いと考えられます。短期的には、エネルギー価格や住居費の上昇、長期的には、リショアリング(生産活動の自国への回帰)、団塊世代の退職による労働力不足、グリーン・エネルギー化の動き等がインフレ圧力となると想定されるためです。
世界の株式市場全体でみたバリュエーションは割安とはいえない水準、個別銘柄選択の重要性がより高まる環境
大型テクノロジー企業など時価総額上位銘柄への集中度合いの高まりには留意

  • 世界の株式市場全体のバリュエーション(株価水準)は、PER(株価収益率)などの株価指標から見て、長期での 過去平均よりもやや上に位置しており割安感がみられないことから、より個別銘柄選択の重要性が高まると考えています。
  • また、2023年初来の世界的なAIブームを受け、世界の株式市場において米国の大型テクノロジー企業に投資家の資金が流れた結果、1999年~2000年のITバブル期並みに市場の時価総額が大型企業に集中している点にも留意が必要と考えています。

投資方針
個別銘柄選択の重要性がより高まる環境下、引き続き「成長」「配当」「割安」の観点から厳選投資
足元で割安度が高まるディフェンシブ銘柄、AIの活用拡大による恩恵が期待されるソフトウェア、半導体関連銘柄に着目

  • このようにマクロ経済動向の不透明感、市場偏重リスク等を背景に、今後もボラティリティが高い展開が想定される環境下においては、ボトムアップで個別銘柄選定を行う当ファンドにとって、魅力的な投資機会を見つける好機であると考えています。
  • 当ファンドでは引き続き、「成長」、「配当」、「割安」の3つの観点に着目し、世界のベストと考える企業に厳選投資を行います。足元では、世界経済のソフト・ランディングへの市場期待からシクリカル(景気敏感)銘柄、グロース銘柄に注目が高まる中で、投資を控えられ割安感が高まったディフェンシブ(景気動向に業績が左右されにくい)銘柄に着目しています。
  • 具体的には、安定したキャッシュフロー創出力や魅力的な配当を継続しつつ、景気に影響を与えるリスクがある環境下でも、堅調な業績を見込める優良な日用品、医薬品関連企業等です。また、テクノロジー企業では、AI活用拡大の恩恵を受けるソフトウェア、半導体関連企業等に着目しています。
  • 上記は2023年12月末時点における運用チームの見解を示したものであり、将来予告なく変更されることがあります。

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インベスコ 世界厳選株式オープン【愛称:世界のベスト】

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