特別レポート:世界株式の魅力的な投資機会を探る

- 「世界のベスト」の運用実績:相対的に好調なパフォーマンス
- パフォーマンスに貢献した銘柄:市場とは大きく異なる、差別化された銘柄選定によりリターンを獲得
- パフォーマンスに貢献した上位銘柄のご紹介
- 魅力的な投資機会はどこに?:主な投資の着目点と投資機会
- 運用チームでは、銘柄の厳選と確信度の検証を徹底的に行い、個別銘柄およびポートフォリオ全体のリスク分析を一段と重視した運用を行ってきました。特定の業種や投資テーマに偏らないポートフォリオを構築することで、相対的に長期で良好なパフォーマンスを実現してきました。

*分析ツールのモーニングスター・ダイレクトが分類する「日本-外国株式・世界型」 (投資地域がグローバル株式・為替ヘッジなしの日本国籍のファンドのカテゴリー)を対象として、2024年5月2日現在において確認可能な情報で比較したものです。知的財産権はモーニングスターに帰属します。
【Morningstar Directを出所とするデータ・グラフについて】
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出所:インベスコ、ブルームバーグ、モーニングスター・ダイレクト 世界株式は、MSCIワールド・インデックス(税引き後配当込み、円ベース)を使用し、当ファンドの基準日の前日の数値を用いています。同インデックスはグラフ期間中の市場環境を示す目的でご参考として掲載しています。世界のベストは基準価額(課税前分配金再投資、信託報酬控除後)を使用しています。
- 過去3年間のパフォーマンスに貢献した銘柄を確認すると、市場ではマグニフィセント7**と呼ばれる米国の大型テクノロジー株がパフォーマンスをリードしましたが、世界のベストは、多様な国・地域や業種の銘柄からリターンを獲得しました。

** GAFAM(グーグルの親会社アルファベット(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook)、アマゾン・ドット・コム(Amazon)、マイクロソフト(Microsoft)の5社の頭文字を組み合わせた造語。フェイスブックは2021年10月にメタ・プラットフォームズに社名変更しました。)、テスラ、エヌビディア
出所:インベスコ、FactSet 期間:2021年4月末~2024年4月末 世界のベスト騰落率は<為替ヘッジなし>(年1回決算型)の基準価額(課税前分配金再投資、信託報酬控除後)を使用しています。世界株式は、MSCIワールド・インデックスを使用(騰落率は、税引き後配当込み、円ベースのもの。当ファンドの基準日の前日の数値を用いています)。銘柄名の後に記載のA、Cは、議決権数の違い等による議決権種類株式の種別を示します。世界のベストの貢献銘柄トップ10は、マザーファンドのデータを使用しており、世界株式との相対比較ではなく、絶対値ベース寄与度の上位銘柄。国は、発行体の国籍(所在国)などで区分しています。業種は、ベンチマークで採用している分類に準じています。ベンチマークは、<為替ヘッジあり>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円ヘッジベース)、<為替ヘッジなし>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)です。上記銘柄への投資を勧誘・推奨するものではなく、将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
企業概要
- プライベート・エクイティ、インフラ関連などにフォーカスした投資会社。1945年設立、70年以上の歴史を誇る。
- オランダの雑貨・食品ディスカウントチェーンの「アクション」などの生活必需品セクターの非上場企業を中心に保有。
投資の着目点
- 「アクション」は、顧客満足度が高く、質の高い事業を展開しており、長期的な成長が見込まれる。
- 直近ではイタリア、スペイン、ポルトガルなどに新規参入し、現在、主に欧州で2,600店舗以上を運営(2024年3月末現在)、20,000店舗に拡大余地があると見込む。
- 配当利回り:2.0%、予想PER:6.5倍(2024年4月末現在)

企業概要
- 民事・軍事向け航空機や船舶のエンジンの開発・生産会社。
- 航空宇宙、防衛、エネルギーなど幅広い分野にサービスを提供。エンジンの製造だけでなく、メンテナンス・サービスも手掛ける。
投資の着目点
- 世界トップクラスの製品を誇り、その参入障壁の高さから業界で強固な地位を確立する点や、質の高い経営陣を評価。
- 安全性確保のため継続して必要なメンテナンスで、安定的に収入を得られる点に着目。
- 長距離路線の復活や航空機受注の回復により、長距離路線のエンジン受注が過去15年超で最高水準を記録。短距離路線機のエンジン市場への再参入の可能性やメンテナンス収入によるキャッシュフローの伸びが見込まれる。
- 配当利回り:―、予想PER:24.8倍(2024年4月末現在)

世界のベストの主な投資の着目点と投資機会についてご説明します。運用チームの投資姿勢である“市場で見過ごされている魅力的な投資機会の探求を行うこと(=コントラリアン・アプローチ)”による銘柄選択においては、市場の見通しが一方向に偏る局面では優良で割安な銘柄を発掘することでができると考えています。
米国大型テクノロジー銘柄が市場をけん引、集中度の高まり
マグニフィセント7以外のAI関連銘柄
- 現在マグニフィセント7といわれる米国の大型テクノロジー企業が株式相場をけん引しています。その結果、株式市場における時価総額上位銘柄への集中度が1999年~2000年のITバブル期並みに高まっています。
- そのため、株価水準(バリュエーション)の観点から、割安に放置されたその他の銘柄の中に、魅力的な投資機会が多数存在していると考えています。

投資銘柄例:テキサス・インスツルメンツ(米国/情報技術)
多くの市場参加者が経済の「ソフト・ランディング*」を想定
ディフェンシブ銘柄
- 世界経済のソフト・ランディング期待からシクリカル(景気敏感)銘柄、グロース銘柄に注目が高まる中で、ヘルスケア、生活必需品などのディフェンシブ(景気動向に業績が左右されにくい)銘柄が相対的に割安に放置されており、投資の好機ととらえています。

投資銘柄例:ユナイテッドヘルス・グループ(米国/ヘルスケア)
大型株のバリュエーション上昇
中小型銘柄
- 投資家の関心が大型株に集中していることから、大型株が市場をけん引する展開が継続してきました。そのため、過去約50年を見ても中小型株は非常に割安な水準にあり、魅力的な投資機会が存在していると考えています。
- 中小型株の中でも、高い競争優位性や業界内での堅固なポジションを持つ優良銘柄などに厳選して投資を行っています。また、投資開始時は中小型株であっても将来大型株へと成長が期待される企業の発掘にも努めています。

投資銘柄例:アゼリス・グループ(ベルギー/資本財・サービス)
外部機関から高い評価を得る運用力

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