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世界のベスト 四半期運用報告レポート(2025年4-6月期)

世界のベスト 四半期運用報告

2025年4-6月期の振り返り
  • 米国の関税政策を巡り、株価が下落した場面もありましたが、米中相互関税引き下げの報道や、主要中央銀行の利下げ観測の高まりなどから、期を通して株式市場は上昇しました。そのような中、当ファンドの〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)のパフォーマンスは、9.84%の上昇となりました。
  • 主に、4月の米国の関税政策発表で株式市場全体が下落した際に、バリュエーション(株価水準)が魅力的と判断し、追加で購入していた銘柄などが基準価額の上昇に貢献しました。
  • 引き続き、景気動向に左右されず持続的な成長が期待できる①競争優位性の高い企業、②安定性の高い事業を展開する企業、③継続的な配当や増配、などの質の高い配当を行うことが期待できる企業を選好して投資を行う方針です。

当ファンドのパフォーマンス(2025年4-6月期)

  • 2025年4-6月期の世界株式市場は、主要中央銀行の利下げや米国の関税政策の動向などを巡り、変動する展開となりました。
  • 期初、米国が相互関税の導入を表明し、中国が報復関税を賦課することなどの発表を受け、株式市場は大幅に下落しました。その後、①米中間の相互関税の引き下げ発表、②主要中央銀行の利下げ観測の高まり、などが好感され、株式市場は上昇する展開となりました。
  • そのような市場環境下、当ファンドの〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)の同期間のパフォーマンスは、9.84%の上昇となりました。 〈為替ヘッジあり〉(毎月決算型)の同期間のパフォーマンスは、9.52%の上昇となりました。
〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)の基準価額(課税前分配金再投資)の推移
〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)の基準価額(課税前分配金再投資)の推移

期間:2022年6月末~2025年6月末、2022年6月末を100として指数化

期間別騰落率
GB

2025年6月30日現在

  • 出所:インベスコ

    グラフデータおよび騰落率は、基準価額(課税前分配金再投資)の信託報酬控除後のものを使用しています。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。当資料では、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(毎月決算型)/<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)/<為替ヘッジなし>(年1回決算型)」および「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(奇数月決算型)/<為替ヘッジなし>(奇数月決算型)」を総称して「当ファンド」または「世界のベスト」という場合があります。また、決算頻度に応じてそれぞれ「毎月決算型」、「年1回決算型」、「奇数月決算型」、為替ヘッジの有無に応じてそれぞれ「為替ヘッジあり」、「為替ヘッジなし」の呼称を使う場合があります。当ファンドはインベスコが運用を行います。インベスコは、インベスコ・リミテッド並びにインベスコ・リミテッド子会社および関連会社からなる企業グループで、グローバルな運用力を提供している独立系資産運用会社です。

当ファンドの運用状況(2025年4-6月期)
主に、4月の米国の関税政策発表で株式市場全体が下落した際に、バリュエーション(株価水準)が魅力的と判断し追加で購入していた銘柄などが基準価額の上昇に貢献

  • 良好な業績を背景に株価が堅調に回復した半導体メーカー「ブロードコム(米国、情報技術)」やソフトウェア企業「マイクロソフト(米国、情報技術)」、航空機などのエンジン・メーカー「ロールス・ロイス・ホールディングス(英国、資本財・サービス)」や投資会社「3iグループ(英国、金融)」が基準価額の上昇に貢献しました。
  • また、4月の関税政策で株価が大幅に下落した際に追加で購入していた空調機器卸売企業「ファーガソン・エンタープライゼズ(米国、資本財・サービス)」や鉄道会社「カナディアン・パシフィック・カンザス・シティ(カナダ、資本財・サービス)」も、株価回復を受けてプラスに寄与しました。
  • 一方、市場予想を下回る決算を発表し株価が下落した「ユナイテッドヘルス・グループ(米国、ヘルスケア)」や、関税の影響が懸念された「アゼリス・グループ(ベルギー、資本財・サービス)」がマイナス要因となりました。
  • 出所:インベスコ、FactSet 

    国・地域は、発行体の国籍(所在地)などで区分しています。業種は、ベンチマークで採用している分類に準じています。ベンチマークは、<為替ヘッジあり>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円ヘッジベース)、<為替ヘッジなし>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)です。当ファンドは、ファミリー・ファンド方式により運用を行っており、マザーファンドのポートフォリオの状況を記載しています。上記銘柄への投資を推奨・勧誘するものではなく、当ファンドにおける将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。銘柄例についての記載は、作成時点において確認可能な情報に基づき記載しています。上記は2025年6月末時点における運用チームの見解を示したものであり、将来予告なく変更されることがあります。

今後の市場見通し
今後も変動性の高い市場環境を予想
米国の関税政策や景気減速リスク、各国のインフレ・金融政策動向などに注視が必要

  • 株式市場は、トランプ米大統領の関税政策を受けて世界的に景気後退懸念が高まったことなどから、4月に大幅に下落しました。その後、米中間の相互関税の引き下げが発表されたこと、主要中央銀行が緩和的な金融政策を維持するとの見方が高まったことなどが好感され、回復しています。
  • トランプ米大統領による関税政策は依然として不透明な要素が多く、引き続き注視が必要です。トランプ政権により実施される多くの政策が経済成長にとってプラスになる可能性が高い一方で、関税の影響などによりインフレが加速する可能性が根強く残り、市場が想定するよりも長期間にわたって、利下げが休止されることがリスクだと考えられます。今後も米国の景気減速リスク、インフレや金利見通しの変動リスクなどからボラティリティ(株価の変動性)の高い展開が予想されます。
  • 過去10年間で市場構造は大きく変化しました。情報の即時性と広範な共有により、市場のボラティリティは高まり、短期志向の投資家が増加しています。このような環境では、短期的な価格変動に左右されず、企業のファンダメンタルズに基づき長期的視点で投資判断を行う当ファンドのアプローチが、他の市場参加者が見逃しがちな魅力的な投資機会を捉える上で優位性を発揮できると考えています。

投資方針
個別銘柄選択の重要性がより高まる環境下、引き続き「成長」「配当」「割安」の観点から厳選投資
質の高い配当を拠出する銘柄や、競争優位性が高く、優秀な経営陣を有する銘柄に着目

  • マクロ経済動向の不透明感、市場偏重リスク等を背景に、今後もボラティリティが高い展開が想定されます。このような市場環境下においては、強固な財務基盤や高い競争優位性を持つ優良銘柄が短期的に市場の過度な懸念などから割安な水準になることがあるため、ボトムアップ・アプローチで個別銘柄選定を行う当ファンドにとって、魅力的な投資機会を見つける好機であると考えています。
  • 不透明感の高まる市場環境では、特定の業種や市場環境に大きく左右されない分散されたポートフォリオ構築が一層重要になります。当運用チームでは、ポートフォリオ構築におけるリスク管理の強化にも注力しています。
  • 足元では、関税政策への懸念が高まる中でも揺るがない競争力を持つ銘柄や、不透明な環境下でも卓越した手腕を発揮する優秀な経営陣を有する銘柄にも注目しています。
  • また、当ファンドは少数精鋭のチームによる迅速かつ柔軟な意思決定を強みとしており、不透明な市場環境においても機動的に対応できる体制を整えています。市場の急変時にも、素早く、柔軟にポジションを構築・調整できる点は、長期的なリターンの獲得において重要な要素と捉えています。
  • 引き続き、「成長」、「配当」、「割安」の3つの観点に着目し、世界のベストと考える企業に厳選投資を行います。引き続き、一貫した投資哲学の下、特定の業種や市場環境の変化に左右されにくい、分散されたポートフォリオを構築してまいります。
  • 上記は2025年6月末時点における運用チームの見解を示したものであり、将来予告なく変更されることがあります。

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インベスコ 世界厳選株式オープン【愛称:世界のベスト】

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