インベスコの視点

2024年 資本市場の長期の前提(期待リターン、リスク)第1四半期アップデート

Capital Market Assumptions 2024 Q1
  • インベスコ・ソリューション(以下、「ソリューション」)では、資本市場の長期の期待リスク/リターンの前提(CMA, Capital Market Assumptions)について、10のプライベート・アセット・クラスを含む、世界の170以上の資産クラスと20の通貨を対象に開発し、四半期ごとにアップデートを行っております。
  • 最近の AI ブームに牽引されて、過去 4カ月間で米国大型株が21.5%上昇したのは、驚くべきものとしか言いようがありません。通常、このような上昇率は、市場が景気後退を経て回復の初期段階で株価再評価がなされ始めた後に発生するものであり、第二次世界大戦後(1945年)ではドットコムバブルと同時期に発生した例があるのみです。
  • 集中リスクは過去にも多くの地域の株式市場で発生していますが、世界の市場にシステミックな問題を引き起こすことはほとんどありません。しかし、米国の2000年代前半のように、大幅な下落につながったこともあります。現在の米国市場の規模を考慮すると、「マグニフィセント7」のような一握りの株式への集中は、特定のカタリストがなくてもドローダウンが起こりうるため、世界のマルチアセット投資家にリスクをもたらします。
  • ソリューションでは、このような集中リスクが次の景気後退の前兆になると主張しているわけではありませんが、ファクターや米国以外のグローバル株式など、時価総額加重型以外の株式戦略を通じて、集中リスクと分散投資に取り組んでいます。

当資料ご利⽤上のご注意

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