インベスコの視点

戦術的資産配分:2025年11月号

Tactical Asset Allocation 2025 November
当社のマクロ・レジーム認識が回復期に移行。ポートフォリオのリスク許容度を引き上げ、株式を債券対比でオーバーウェイトとし、バリュー株、中小型株を選好します。クレジット・リスクのエクスポージャーをわずかに拡大し、デュレーションをニュートラルに引き下げます。米ドルはアンダーウエイトといたします。
インベスコ・ソリューション(以下、「ソリューション」)のマクロ・プロセスは、資産クラス(株式、クレジット、国債、オルタナティブ)、地域、ファクター、リスク・プレミア間の相対的なバリューとリターンの機会獲得を目指し、平均して6カ月から3年の時間軸で戦術的な資産配分の決定を行います。
要約
  • 成長見通しの改善を背景に、当社のマクロ・レジーム認識は回復期に移行しています。しかしながら、世界経済が新たな景気拡大サイクルに入ったと判断しているわけではありません。労働市場が逼迫し、信用スプレッドが歴史的な低水準で推移している現状を踏まえ、足元の景気循環が改善する過程にあると見ています。インフレ圧力が抑制されている中、米連邦準備制度理事会(FRB)が、低水準ながら穏やかな経済成長を維持することができると予想されることから、今後の金融市場はゴルディロックス相場(適温相場)になることが織り込まれています。
  • 当社は、株式を債券に対しわずかなオーバーウェイトとし、バリュー株・中小型株を選好することでリスク許容度を高め、割安なポートフォリオを構築していきます。債券では、リスクの高いクレジットを小幅にオーバーウェイトとします。また、年初から利回りが低下していることを受け、デュレーションをニュートラルに引き下げます。また、引き続き、米ドルにはアンダーウェイトを維持します。

当資料ご利用上のご注意

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受託資産の運用に係るリスクについて

受託資産の運用にはリスクが伴い、場合によっては元本に損失が生じる可能性があります。各受託資産へご投資された場合、各受託資産は価格変動を伴う有価証券に投資するため、投資リスク(株価の変動リスク、株価指数先物の価格変動リスク、公社債にかかるリスク、債券先物の価格変動リスク、コモディティにかかるリスク、信用リスク、デフォルト・リスク、流動性リスク、カントリー・リスク、為替変動リスク、中小型株式への投資リスク、デリバティブ.金融派生商品.に関するリスク等)による損失が生じるおそれがあります。ご投資の際には、各受託資産の契約締結前書面、信託約款、商品説明書、目論見書等を必ずご確認下さい。

受託資産の運用に係る費用等について

投資一任契約に関しては、次の事項にご留意ください。【投資一任契約に係る報酬】直接投資の場合の投資一任契約に係る報酬は契約資産額に対して年率0.88%(税込)を上限とする料率を乗じた金額、投資先ファンドを組み入れる場合の投資一任契約に係る報酬は契約資産額に対して年率0.605%(税込)を上限とする料率を乗じた金額が契約期間に応じてそれぞれかかります。また、投資先外国籍ファンドの運用報酬については契約資産額に対して年率1.30%を上限とする料率を乗じた金額が契約期間に応じてかかります。一部の受託資産では投資一任契約に加えて成功報酬がかかる場合があります。成功報酬については、運用戦略および運用状況などによって変動するものであり、事前に料率、上限額などを表示することができません。【特定(金銭)信託の管理報酬】当該信託口座の受託銀行である信託銀行に管理報酬をお支払いいただく必要があります。具体的料率については信託銀行にご確認下さい。【組入有価証券の売買時に発生する売買委託手数料等】当該費用については、運用状況や取引量等により変動するものであり、事前に具体的な料率、金額、上限または計算方法等を示すことができません。【費用合計額】上記の費用の合計額については、運用状況などによって変動するものであり、事前に料率、上限額などを表示することができません。

 

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