全国投資IQ白書

投資にも県民性があるはず。それを知ることで日本の投資のリアルが、「今」がもっと見えてくるはず。そこで47都道府県ごとに投資の実態を調査し、知られざる県民性(=全国投資グセ)を一つの調査白書にまとめました。地域性と紐づく結果もあれば、イメージとは真逆な結果も。さらに投資に関する意識・知識・行動のポイントの高さを「投資IQポイント」と名付け、ランキング化しました。さぁ、あなたの出身地は、どんな個性があるでしょうか? 一緒に覗いてみましょう。

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全国投資IQランキング

投資に関する意識・知識・行動のポイントの高さを総称して「投資IQ ポイント」と名付けました。

投資IQチェック

愛知県が一位。人口上位の都道府県勢に食い込む石川県・愛媛県。

さすが信長・秀吉・家康の三英傑が誕生した地、愛知県。
投資の総合ポイントでも天下取りに。特に投資の行動ポイントが最も高く、投資慣れした県民が多い傾向に。
首都圏勢が上位をひしめく中、石川県が5位でランクイン。
加賀百万石の地とあって、持ち前の金融センスを発揮しつつ、
その実力はいまだに顕在のようです。
愛媛県も歴史的に見れば地域の経済基盤を作り上げた村上海賊のように、知的さもありつつ、勇猛果敢に挑む県民性が根付いているのかもしれません。

全国投資グセ ランキング

投資商品の保有数ランキング

投資商品の保有数ランキング

保有している金融商品の総数は︖

投資の積極性はもちろん、リスクヘッジ能力の高さも読み取れるランキング。長野県と東京都が同率1位に。特に長野県はアルプス山脈のごとく連なるバラエティに富んだ商品群を保有し、分散投資の意識が高い県とも言えます。

回答者=「現在、投資・資産運用を行っている」と回答した20 代~60 代の男女4700 名(各県100名)

臨時収入投資傾向ランキング

臨時収入投資傾向ランキング

臨時収入が100万円あったとしたら投資に回す金額は?


臨時収入を投資をし、さらなる利益を実らせる。みかん王国、愛媛県が単独で1位を獲得。さらに4位の新潟県は計画的な投資を好む傾向があり、臨時収入の誘惑にも負けない強い意志を持ち、将来思考を持つ県民性がうかがえます。

回答者=「現在、投資・資産運用を行っている」と回答した20 代~60 代の男女4700 名(各県100名)

長期保有ランキング

長期保有ランキング

保有している投資商品の評価額が下落した時、「相場が回復するまで保有し続ける」?


もっとも忍耐強さが問われるランキング。岐阜県と大分県が同率1位に。職人の街としてストイックな一面を持つ岐阜県と温泉県として時を忘れてのんびりとした雰囲気のある大分県。それぞれの地域色が関係しているとか、いないとか。

回答者=「現在、投資・資産運用を行っている」と回答した20 代~60 代の男女4700 名(各県100名)

すぐ売る県ランキング

すぐ売る県ランキング

保有している投資商品の評価額が下落した時「早めに売ってしまうことが多い」?

決断の速さ、潔さが見えてくるランキング。堂々1位は北海道。雄大な大地で、のんびりとした道民生活を想像しますが、投資となると素早いアクションを起こす傾向に。2位の神奈川県は投資の成功率も高く、損失回避能力の高さもうかがえます。

回答者=「現在、投資・資産運用を行っている」と回答した20 代~60 代の男女4700 名(各県100名)

全国47都道府県投資グセ/アメリカ投資グセ

北海道・東北エリア
 
北海道

投資を始めるきっかけは「短期間でお金を増やせると思って」が12.0%で全国1位。スピード重視で、利益を求めていく。北の雄大な大地の如く大きな夢を投資に抱く傾向があります。

青森

「新NISA」「日経平均株価」「コモディティ投資」「オール・カントリー」「信用取引」に関する知識はほどほどに。感覚重視で、ねぶた祭りのように豪快に、大胆に。自分を信じる思い切りの良さがうかがえます。

岩手

臨時収入の使い道として「生活費」を選ぶ割合が49.4%で全国1位。さらに「投資への興味度(10点満点)」が5.4点で全国最下位。投資よりも暮らし優先。伝統工芸品「南部鉄器」の如く、堅実な県民性がうかがえます。

秋田

投資をする理由として「節税として行っている(NISA・iDeCoなど)」が24.0%で全国1位。国の制度を上手く活用したスマートな投資術。まさに策士としても有名な仙台の武将伊達政宗を彷彿とさせる戦略思考があります。

秋田

評価額が下がったら「特に行動しない」人が40.0%で全国1位。投資は「誰とも相談しない」人が47.0%で全国1位。生成AIは「全く活用しておらず、活用するつもりもない」が45.0%で全国1位。投資は忍耐強く、我が道をいくスタイルと言えます。

山形県

「自分が買うと下がる気がするので、あえて逆の行動をとる」というジンクスを信じる人が6.0%で全国1位。投資は、ついつい自分の意思とは逆に山を張る山形県。さらに「株主優待や配当金など、目に見える特典が欲しい」人の割合が全国最下位。目先の利益にとらわれない県民性があります。

福島県

投資のきっかけは「結婚・出産・子どもの誕生をきっかけに」が10.0%で全国1位。投資の理由は「子どもや孫のために資産を増やしたい」が20.0%で全国平均(14.8%)を大きく上回る結果に。ライフステージが変わると一念発起して投資する、家族愛の強さが見てとれます。

関東エリア
 
茨城県

投資の相談相手として「生成AI」と答えた人が8.0%で全国1位(同率)。人に聞くより生成AIの結果を上手に取り入れる、まさにハイテク投資家が多い傾向にあります。膨大な情報を効率よく収集する、タイパ(時間効率)志向とも言えます。

栃木県

金融商品を選ぶ時の基準として「配当利回りの高さ」で選ぶ人が59.0%で全国1位。もらえるものはとにかくもらいたい。配当金を重視し、着実に利益を得る。そんな実利主義的な傾向があります。

群馬県

銘柄を選定する際に重視する点として「積み立て·自動化のしやすさ」が19.0%で全国1位。できるだけ投資はほったらかしで楽をしたい傾向に。上州のからっ風の如くドライなスタイルで、利益を待つ県民性があります。

埼玉県

保有する金融商品のポートフォリオの中に「コモディティ(金など)」を組み込んでいる率が5.2%で全国1位。金を好む傾向がありつつ、リスク分散も手堅い傾向に。埼玉県は投資において隠れ埋蔵金県とも呼べるかもしれません。

千葉県

現在の投資の評価額が「プラス(利益が出ている)」と答えた割合が87.0%で全国1位。さらに年間収入から投資に回す比率が23.2%と全国1位。投資への積極性も高く、利益率も高い。サーフィンの聖地でもある千葉県らしい、市場の荒波を物ともしない投資スタイルです。

東京都

「様々な投資に関する知識」のトータルスコアで全国1位。さらに、投資資産額(推定)も全国1位。まさに投資の先進地域でありつつ、評価額が下落した際に「絶対に人に言わない」割合が12.0%で全国1位。江戸っ子らしい見栄っ張りな一面もあります。

神奈川県

投資前に目論見書や過去の実績などを「かなり詳しく調べる」割合が全国1位。さらに「良いニュースがあった日には投資する、悪いニュースがあった日は取引しない」が全国1位。緻密な根拠に基づく左脳派な一面もありつつ、どこかジンクスも捨てきれない右脳派な一面もあります。

中部エリア
 
新潟県

「特に目標金額は考えていない」が15.0%と低めのポイントですが、裏を返すと「投資の目標金額が決まっている人が多い県」。米の生産と同じく投資も長期的に計画的に行う県民性があります。ちなみに臨時収入の使い道として「食費・外食」が37.3%で全国1位。3度の飯より投資。いや、やっぱり飯!

富山県

情報源はSNSが29.0%で全国1位。金融商品の選択基準は「企業としての革新性」が9.0%で全国1位(同率)。SNSを巧みに操り、企業の成長にいち早く目をつけ投資する。日本の成長を支えた黒部ダムのように、次世代の経済基盤を築く投資を好みます。

石川県

保有する投資の種類で「海外株式」が22.9%、「ETF」が12.5%でともに全国1位。さらに投資への興味度も平均7.3点(10点満点)で全国1位。加賀百万石の金融センスはいまだ健在と言わざるを得ません。

茨城県

投資のきっかけは「投資で成功した芸能人・著名人に憧れて」のスコアが全国1位。見通しの良さで評判が高い鯖江の眼鏡のように、投資に対して先見の明を持つ。多くの社長出身県としても知られる福井県ならではの挑戦的な県民性がうかがえます。

山梨県

投資のきっかけは「物価上昇・インフレに影響されて」が19.0%で全国1位。世の中の動きに臨機応変に対応し、その策として投資を活用する。まさに武田信玄『風林火山』の風の如く、スピード力と対応力を兼ね備えています。

長野県

保有している金融商品の総数が全国トップ。その商品の連なりは、まさにアルプス山脈の山々を彷彿とさせます。リスク分散を最も意識している県でもあり、計画性と堅実性を大切にする県民性がうかがえます。

岐阜県

値動きを「リアルタイムで1日に何度も」確認する割合が13.0%で全国1位。投資に余談を許さない、繊細かつストイックな県民性があります。美濃焼、関の刃物などを生む岐阜県の丁寧な職人気質は、投資の世界でも息づいているとも言えます。

静岡県

金融商品の選択基準として「信託報酬・取引手数料の安さ」が35.0%で全国1位。投資はできるだけ無駄なく利益を得たい傾向にあります。富士山のように高いコスパ意識はもちろん、どっしりとした堅実な一面もうかがえます。

愛知県

「現在投資を行っている割合」が全国1位。「オール・カントリー」「S&P500」の理解度が全国1位。さらに「国内株式」「債券」「資産運用型の保険」「NFT」など様々な金融商品も保有率NO.1。さすが信長・秀吉・家康の三英傑を生んだ場所、投資の時代を築き上げるカリスマ性があります。

近畿エリア
 
三重県

金融商品を選択する基準として「株主優待の充実」を重視する人の割合が42.0%で全国1位。今もらえる確実な利益を優先する。目にみえる利益を崇める、実利主義的な県民性があります。

滋賀県

投資の相談相手として「両親(23.0%)」「兄弟・姉妹(14.0%)」さらには「金融機関の担当者(11.0%)」がすべて全国1位。金融のプロのアドバイスを聞きながら、投資の情報も巧みに仕入れる。「信用第一」の近江商人のような投資スタイルが見てとれます。

京都府

「海外株式」を保有している人が31.0%で全国1位。さらに地元企業への投資は「保有しているが地元という意識はない」が26.0%で全国1位。古き良き日本のイメージがある京都ですが、グローバル志向の高い県民性もうかがえます。

大阪府

投資の情報収集に関して「名前を聞いたことがあるという程度でも投資する」人が3.0%で全国最下位。裏を返せば、投資をやるならとことんスタイル。ちゃんと調べてからではないと投資はしない、一切妥協なしで真剣に投資に取り組む人が多いとも言えます。

栃木県

地元への投資に関する項目で「地元の上場企業や地方債が思い浮かばない」が29.0%で全国1位(同率)。神戸ブランドに誇りを持っているが、投資になると冷静かつクール。しばられない自由な発想で投資する、まさにハイカラ気質。

群馬県

自らの投資状況をチェックする頻度として「1日1回程度」が28.0%で全国1位。大仏様のような優しい眼差しで投資チャートを静観しつつ、投資チェックをルーティン化する県民性がうかがえます。

和歌山県

投資をする理由として「経済の勉強になるため」が16.0%で全国1位。真の利益は、投資で得たその知識にある。紀州の梅が熟すのを待つが如く、気長にコツコツと。勉強熱心で自己投資も欠かせない県民性が表れています。

中国・四国エリア
 
鳥取県

投資歴は「1年未満」が12.0%と全国1位で投資初心者が多い。さらに、金融商品の選択基準は「『なんとなく』という直感」が20.0%で全国1位。習うより慣れる派な超実践主義的な一面があり、心のどこかでビギナーズラックを信じる傾向があります。

島根県

評価額が下がったときの行動として「人に話してネタにする」が9.0%で全国1位。投資において「神社・縁起系」のジンクスを信じる人は2.0%で全国最下位。神社も有名な島根県ですが、投資では自分を信じ、損をしても明るく振る舞う県民性があります。

岡山県

投資の「具体的な目標金額はなく、可能な限り増やし続けたい」が31.0%で全国1位。さらに「雨の日には取引をしない、晴れの日は強気に取引する」が4.0%で全国1位。青天井の目標設定で、ジンクスも晴れの日を信じる。投資でもまさに晴れの国と言えます。

広島県

「友人・知人・職場の同僚との会話」がきっかけで投資を始めた割合が25.0%で全国1位。さらに普段投資の話をする相手が「配偶者・パートナー」の割合が全国1位。とにかく投資の会話が盛んで、ついつい名物の鉄板焼きの如く話が熱くなってしまう傾向があります。

山口県

投資をする理由として「趣味・楽しみとして行っている」が21.0%で全国1位。楽しみながら投資する、エンジェル投資家ならぬエンジョイ投資家が多い県。渦潮の如くぐるぐるハマってしまう県民性があります。

徳島県

金融資産の「現金の保有割合」が49.5%で全国1位。さらに「証券会社のサイトなどをチェックする」割合は41.0%と全国1位。投資に関しては阿波踊りのように軽快には踏み出さず、慎重に向き合う一面があります。

香川県

投資をする理由として「子どもや孫のために資産を増やしたい」が21.0%で全国1位(同率)。さらに「値動きの確認はしない」が20.0%で全国1位。家族のために途中で手をつけず、粘りゴシのある長期運用をする県民性があります。

愛媛県

臨時収入100万円が入ったとしたら投資にまわす額は平均59.10万円で全国1位。パーっと使ってしまう発散型ではなく、投資でさらに膨らませていく堅実型。さらなる収益の実りを期待する、野心家としての側面もあります。

高知県

評価額が下がったときの行動として「しばらく様子を見て、どうするか決める」が43.0%で全国1位。信じている投資のジンクス「神社に参拝する、お守りを持ち歩く」が13.0%で全国1位。冷静に状況分析し、忍耐強く投資するスタイルが特徴です。

九州・沖縄エリア
 
福岡県

地元への投資に関して「保有しており、地元企業や地域を積極的に応援したい」が16.0%で全国1位(同率)。投資を始めるきっかけとして「老後の不安を感じたから」が22.0%で最下位。自分のことよりも、つい地元の未来を優先しがちな地元愛あふれる県民性が表れています。

佐賀県

投資のリスク許容度は5.8点(10点満点中)と全国1位。リスクに対して上手に向き合い、果敢に挑戦していく県民性があります。投資対象も「今後の成長性」で選ぶ人が41.0%と全国1位。高いリターンを望む、アクティブな投資家が多い傾向にあります。

長崎県

評価額が下がったときの行動として「早めに売ってしまうことが多い」が1.0%で最下位(同率)。つまり情報に左右されず、上がっても下がっても、辛抱強く持ち続ける、長期保有気質な傾向があります。さすがは坂の多い県、長崎県。

熊本県

評価額が下がったとき「相場が回復するまで保有し続ける」が34.0%(全国平均29.4%)。「特定の勝負服やラッキーカラーのアイテムを身につける」が7.0%で全国1位。難攻不落の熊本城のように手堅く持ちつつ、運勢を味方につける攻めも忘れない投資スタイルと言えます。

大分県

投資をする理由は「子どもや孫のために資産を増やしたい」が21.0%で全国1位。評価額が下落した際に「相場が回復するまで保有し続ける」が39.0%で全国1位。大分の別府温泉のように熱い家族愛と、投資ものんびり長期的にする県民性が表れています。

宮崎県

数多くの神の伝説が生まれ、神話の国とも呼ばれる宮崎県。ただ、投資に関しては「ジンクスは信じていない」が84.0%で全国1位。かなり現実主義的な一面もあり、己を信じる投資スタイルと言えます。

鹿児島県

金融商品を選択する基準として「運用実績・リターンのランキング上位」が21.0%で全国1位。太古よりそびえ立つ縄文杉の歴史を愛するように、投資においても過去の確かな運用実績を重視する県民性があります。

沖縄県

金融資産に占める「海外資産割合(35.6%)」が全国1位。地元企業への投資は「保有しており、地元企業や地域を積極的に応援したい」が16.0%で全国1位。多様な価値が混ざり合い、独自のスタイルを生む『ちゃんぷるー文化』は、投資にも顕在と言えます。

アメリカ
 
アメリカ

投資リスク許容度は10点満点中6.4点(日本では5.3点)日本を大きく上回る結果に。そして投資の格言を信じたり、縁起物を身につけたり、良い行いをするなどジンクスを6割の人が信じる国民性も(日本では2割)。投資先進国らしい強気な姿勢はありつつ、験担ぎしがちな傾向も見られます。

日米投資グセ比較

日本の投資の今を知るために、他の国の投資グセも覗いてみよう。
投資の先進国アメリカと日本の違いは…いかに⁉

回答者=「現在、投資・資産運用を行っている」と回答した20代〜60代の男女・日本人4700名(各県100名)アメリカ人300名

日米の金融資産構成
日米の金融資産構成

日本は金融資産の半分近くが「現金」であり、投資信託での運用割合も高い結果に。一方でアメリカは「現金」が少なく、日本に比べて債券比率が多い。よりリスク分散に重きを置いたポートフォリオに。

リスクとリターン志向
投資ジンクスを信じる度合

ローリスク・ローリターンを1点、ハイリスク・ハイリターンを10 点として自身の投資行動を自己採点。アメリカの方がよりリスクの許容度が高く、リターンへの追求の積極性が見られます。

投資の相談相手
投資の相談相手

総じてアメリカの数値が高く、オープンに誰にでも相談する国民性がうかがえます。一方で日本は3人に1人が誰にも相談せず、自分の力でコツコツ情報収集する傾向があります。

投資ジンクスを信じる度合
投資ジンクスを信じる度合

ジンクスを信じる人の割合が圧倒的に多いのはアメリカ。信じるジンクスの中身として、日本は風水や神社の参拝などが上位に来る中、アメリカはラッキーデイや投資の格言が信じられています。

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